僕が働いている会社は確定拠出年金を採用しています。
確定拠出年金とは何か?
これまで全く理解していませんでしたがようは「退職金」のことです。
確定拠出?確定給付?何がどう違うの?
最初から最終金額が決まっていて会社が掛け金を一定の利率で運用することで試算。
万が一運用がうまくいかなかった場合は会社が差額を負担するというものでした。
これの問題は差額負担が大きくなりすぎて本業以外のところで会社に影響を与えてしまうということ。
そういう負担から解消されるために「確定拠出」という形を取るようになりつつあります。
これは会社からお金を出してもらって(拠出)それを自分で運用するということ。
よって最終的に得られる退職金は自分の運用次第というものです。
これは元々アメリカで使われていた制度で日本では2002年ぐらいから法令化、活用され始めた制度です。
確定拠出年金を理解しないと人生変わるよ
- これまで何も考えずにもらえていた退職金が自分で考えて運用しないといけない。
- 何もしなければもらえる金額が天と地の差がでてきます。
といきなり言われても資産運用という文化が根付いていない中、難しいですよね。
みんなどうしている?ですが調べてみました。
僕が務めている会社では2017年末時点で全体の37%が運用リターン0%~2%以下とほとんど運用していない状態にあります。
分からないからとりあえず原資が減らない定期貯金にでも入れておこう。。。
堅実な考えだと思います。
でもこれって実はかなりリスクのある状態です。
確定拠出を運用しないリスク
今37歳の人が27年働いてリターン0%だと1,782万円です。
新入社員(22歳)が将来の定年65歳まで働いたとして2,838万円。
かなりの金額ですがこれで老後過ごせますか?
結論から言うと厳しそうです。
老後に必要なお金は28万/月 x 30年 = 約1億円になります。
そのうち国からの年金でまかなえるのはそのうち75%です。
一般的な夫婦で22万円/月ぐらいなので約3,400万円ほど足らなくなる計算になります。
国の年金はどうなるか分からない部分があります。
特に給付時期がずれて会社を辞めて無収入になってからの空白期間が延びれば不足分はさらに拡大することになります。
個人で運用して確保するという方法もありますがそれだったら制度的に優遇されている確定拠出を運用しましょう。
確定拠出の原資だけでは老後生活はかなり危ういです。
僕の確定拠出運用方法
偉そうなこと書きましたが始まった当初僕も良く分からず適当に決めました。
どちらかをいうとリスクを取りに行く方向で外国株式に多めに割り振っています。
2018年時点の投資先と投資金額です。
会社によって運用先がどこかによって投資商品は変わってくると思いますがざっくりと定期貯金、債券ファンド(国内外)、株式ファンド(国内外)という形に分かれています。
確定拠出定期貯金
520,582円(12%)= 0(0%)
三井住友・DC外国債券インデックスファンドS
447,011円(10%)= -2,389円(-0.5%)
三井住友・DC外国株式インデックスファンドS
2,106,493円(47%)= +578,093円(+27%)
マイバランス70(確定拠出年金向け)・野村
1,391,637円(31%)= +278,314円(+19%)
市況がいいこともあり幸いにも2012年8月から運用開始して6年の間で年平均7.9%伸ばすことができています。
ゴールまでまだスタート地点に立ったばかりなのでまだまだこれからです。
最後に
確定拠出年金は自分の退職金です。
もしかするとそこがはっきりと分かっていない人もいるかもしれません。
僕もその一人です。
従来の退職金というそれなりの金額が退職時にドバっともらえる時代ではないです。
どれだけもらえるかは自分次第です。
僕の今の運用成績がこのままの成績で行けば3,800万円になります。
運用せず定期貯金するだけの場合とでは1,000万円以上の差になります。
運用するかどうかは個人の選択肢ですがこの差は生活費で言うと3-4年分、年金の不足分を埋める期間としては10年分の金額になるので無視はできないです。
是非一度どうしたらいいのか考えてみてみましょう!
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