日本人は貯蓄好き、貯め込みすぎ!
というイメージがありますが実際は全然違うようです。
OECD(経済協力開発機構)の統計データの中に世界の貯蓄率比較というものがあります。
そこで示されている貯蓄率は日本は世界の中でも最低レベル。
下から数えたほうが早いほうです。
下のグラフでマウスのカーソルを動かしてもらえればどの国がどれだけあるかが分かります。
参考に中国、アメリカ、ドイツ、日本を特だししてみました。
日本2.5%に対して他の国は?どうしてこんなに低いの?
2016年時点ではこの通りです。
- 中国 37.0%
- ドイツ 9.6%
- アメリカ 5.4%
- 日本 2.5%
2000年当時日本も8%を超えていましたがそこからは右肩下がりです。
2014年にはマイナスになっています。
それに対して中国、アメリカは右肩上がりで貯蓄率を上げている。
ドイツは安定して10%前後という状況です。
貯蓄率が下がってるということはつまり収入が減っている、もしくは支出が増えているということになります。
日本においては残念ながら両方が起こっています。
収入面での変化:
収入面が減っていると考える根拠は以前の記事でも書きましたが一つは昇進がこれまでと比べて遅くなっていることがあげられます。
また2000年からこれまでの間に起こった経済イベントとしてリーマンショックがあげられます。この時は一気に消費が冷え込み、企業も緊急経営対策という名のもと昇給、ボーナスなど労働者分配を下げました。
結果日本人の収入は良くて横ばい、多くは実質下がってしまっています。
支出面での変化:
支出面でも逆風です。
確かにデフレでモノの価値は下がっていますがそれ以上に税金負担が大きくなっています。
2016年は330万円以上は20%で変化なし、695万円で23%、900万円以上で33%
確かにデフレでモノの価値は下がっていますがそれ以上に税金負担が大きくなっています。
消費税:
2000年当時は3%です。2016年から8%になっています。所得税:
2000年当時は330万円以上は20%、900万円以上は30%でした。2016年は330万円以上は20%で変化なし、695万円で23%、900万円以上で33%
厚生年金保険:
2000年当時17.3%、2016年で18.182%になっています。最後に
今回分かったことは日本人は自分たちが思っているような貯蓄民族ではないということです。貯蓄できる環境になっていないのが一番の要因です。
環境は何もしなければ変わらないですが自ら動けば変えることができる可能性はあります。
僕自身が考えているのは仕事以外の収入源の確保です。株式投資による配当所得で月10万円の確保を50歳までに目指します。
日本では株式投資による資産運用はまだまだメジャーではないです。
ここの貯蓄率はもしかすると労働による給与取得にのみ頼っていることが原因かもしれないですね。
日本では株式投資による資産運用はまだまだメジャーではないです。
ここの貯蓄率はもしかすると労働による給与取得にのみ頼っていることが原因かもしれないですね。
(話はそれますがこの統計データはいろいろなデータがそろっており眺めているだけで面白いです。またデータを引っ張ってきて色々考えてみたいです)
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